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仮想通貨Vite(VITE)とは?将来性や仕組み/買い方に関して解説

目次

Vite(VITE)とは

Viteとは一体どんな仮想通貨なのでしょうか?

まずは概要から見ていきます。

通貨名Vite
シンボルVITE
価格(2022年7月)$0.02482562
時価総額(2022年7月)$21,760,340
時価総額ランキング(2022年7月)618位
総発行枚数1,042,832,877枚
流通している発行枚数(2022年7月)880,332,877枚
公式サイトhttps://www.vite.org
Twitterhttps://twitter.com/vitelabs
ホワイトペーパーhttps://github.com/vitelabs/whitepaper/blob/master/vite_japan.pdf

Viteは高速で手数料のかからないネットワークを実現するために開発されたパブリックチェーンです。

VITEトークンは他のブロックチェーンとは違い、取引のガス代に使われることはありません。

VITEトークンをViteにロックすることで、Viteでの取引においてガス代を無料にすることを実現しています。

VITEトークンをロックするとQuotaが得られ、そのQuotaを取引のガス代として使います。

そしてロックされたVITEトークンは一切減らされることなくロック解除できるため、本当の意味でのガス代ゼロチェーンとなっています。

ちなみにVITEのロック期間は最短で3日間で、その後はいつでもロック解除できます。

より安価な手数料を求めている方にとってはピッタリのチェーンですね。

Vite(VITE)の特徴

Viteの特徴は以下の4つです。

手数料が完全に無料

取引速度が早い

任意の2つのチェーンをブリッジできる

高性能な分散型取引所がある

それぞれ詳しく見ていきます。

手数料が完全に無料

Viteの最大の特徴は、取引にかかるガス代が完全に無料だということでしょう。

前述した通り、VITEトークンはガス代には使われることはなく、ロックにだけ使われます。

ロックした対価としてQuotaが得られ、それをガス代として使います。

トークンをロックする必要があるとはいえ、ガス代が完全無料なのはとても興味深いシステムだと思います。

スマートコントラクトを搭載したブロックチェーンのトップはイーサリアムです。

イーサリアムは分散性やセキュリティに力を入れているため、イーサリアムを利用するのは安心安全と言えますが、一般ユーザーにしてみるとガス代が高すぎます。

イーサリアムでのガス代は、価格や時間帯によっては5000円に達することもあります。

それに対してViteは高額なガス代を支払うことがないため、とても魅力的に見えるのではないでしょうか?

取引速度が早い

Viteは取引を高速で終わらせられます。

なぜなら、DAG構造と呼ばれる仕組みをベースにスマートコントラクトを実装しているからです。

DAGとは「Directed Acyclic Graph」の略で日本語でいうと有向非循環グラフですね。

一般的なブロックチェーンでは、取引データを保存するためのブロックを作り出すとき、一列ずつ順番に繋いでいきます。

以下の画像をみてください。

一般的なブロックチェーンは図の右端です。

しかし、Viteは左から2番目の「block-lattice」というDAG構造を採用しています。

簡単に説明すると、一つ一つのトランザクションを直線ではなく並列的に書き込めるため、システムの処理能力を上げられるようになります。

このようにDAG構造によって高速な取引が実現できるのです。

任意の2つのチェーン間をブリッジできる

Viteにはブリッジ機能があります。

ブリッジとは、あるブロックチェーンで持っている資産を別のブロックチェーンに移すことです。

例えば、イーサリアムに資産を運用しているときにバイナンスでも運用したいとなった場合、バイナンスのブロックチェーンに資産を移す必要があります。

このとき必要なのがブリッジで、まさにブロックチェーンを橋渡ししてくれます。

またクロスチェーンに対応していて、DeFiやトレードの機会を逃すことはないうえ、NFTの移動もできます。

高性能な分散型取引所がある

Viteには「ViteX」という分散型取引所があります。

いわゆるDEXであり、暗号資産の交換ができます。

ViteXは前述したDAG上に構築された世界初の分散型取引所です。

クロスチェーンにより他のチェーンでも使えて、ガス代ゼロ、高速、安全、スムーズな取引ができるといった特徴があります。

そして、取引するごとにプラットフォームのトークンである「VX」をもらえます。

VXを所有することのメリットは毎日配当が受けられることです。

配当はViteXの手数料収入から来ていて、手数料収入の内100%がVX保有者に分配されます。

ViteXは無料かつ高性能な取引所であり、配当を受けられるVXももらえるので、使う価値があるのではないでしょうか?

Vite(VITE)の価格推移

これまでViteの価格はどのように推移してきたのでしょうか。

以下の順番で見ていきます。

Viteの全期間チャート

2021年までの値動き【チャート】

2022年の価格動向【チャート】

まずはViteの全期間のチャートから見ていきましょう。

Vite(VITE)の全期間チャートを確認

上図は2018年6月25日〜2022年7月9日のチャートになります。

Viteの最高値は2021年4月10日の$0.345255です。

上場後は$0.015〜$0.03あたりを推移し2021年1月辺りから大きく跳ねて、現在は0.025付近で落ち着いています。

2021年までの値動き【チャート】

上図は2018年6月25日〜2021年12月30日のチャートです。

上場してからは目立った動きは特にありませんが、2021年3月あたりから勢いよく価格が高騰しています。

しかし勢いを保てず、高騰前とほとんど変わらない価格帯に戻っています。

2022年の価格動向【チャート】

上図は2022年1月1日〜2022年7月9日のチャートです。

年初の価格は$0.08だったのに対し、現在は$0.025あたりまで下落しています。

Viteに関する悪いニュースは特になかったため、仮想通貨全体の下げが影響していると考えられます。

Vite(VITE)の強み/弱み

Viteの強みと弱みは以下の通りです。。

強み:DAG構造を採用していること

弱みVITEトークンをロックする必要がある

それぞれ見ていきます。

強み:DAG構造を採用していること

Viteの強みはDAG構造を採用していることです。

ViteはDAG構造をベースに開発された世界初のパブリックチェーンであり、高速なスマートコントラクトを実現しています。

DAG構造は従来のモデルとは違って複数のトランザクションを同時に書き込む事ができ、安定した速度で処理できます。

そのため、大量のトランザクションを送信するユーザーがいたとしても、他のユーザーのトランザクションを邪魔するような状況もなくなるわけです。

ViteXのようなViteのサービスを使うときはストレスなく取引を行えると考えられます。

弱み:VITEトークンをロックする必要がある

Viteの弱みはVITEトークンをロックしないといけないことです。

Viteトークンをロックすることで、取引にかかるガス代が完全に無料になることは、非常に興味深いシステムです。

しかし、いつ価格が急落するか分からないトークンを最低3日間引き出せない状態になるのは、精神衛生上よくありません。

仮に市場全体に響くような大きな悪いニュースが出たとして、真っ先に売られるのは人気がないアルトコインです。

Viteもそのアルトコインに含まれると思いますので、ロックする期間や時期は見極める必要があるでしょう。

Vite(VITE)の今後の見通し/将来性

Viteの将来性ですが、価格は上がる可能性はあると考えています。

それは認知度と信頼性に左右されるでしょう。

上図はViteのホームページに載っているロードマップですが、着々と計画を進めており、ネットワークを拡大、発展していくと思われます。

しかし、上図を見てもらうと分かるとおりTwitterのフォロワー数は4.4万人(2022年7月)であり、注目度はそれほど高くありません。

これから事業を進めるにあたり、Viteを知ってもらうためどのように発信していくのかが重要になりそうです。

また、Viteはアメリカのニューヨーク州シラキュース市と提携し、SyraCoinという自治体トークンを立ち上げています。

これは政府の予算や助成金に頼らず都市が自給自足で資金を調達するための仕組みです。

SyraCoinは低所得者が安価で住宅に住めるようになるために開発されました。

Viteはシラキュース市でこのモデルを証明し、全都市に拡大しようとしています。

現在はユニセフや欧州連合、ニューヨーク州の政府などと連携し、債権や社会福祉、その他の主要財政分野にもブロックチェーンの技術を利用しようと取り組んでいるようです。

このように全都市に広がる過程でViteの認知度が上がり、信頼を得ることで価格にも影響が出ると思われます。

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